●お宮参りとは? 産神に誕生を知らせた日本人
●産着とは? 神のものから人間へ
●命名は? 命名はお七夜に
●へその緒は? へその緒にまつわる話
●最近の傾向は? 現代内祝い事情
昔、子どもの誕生は将来、家の生活を支えてくれる労働力の誕生を意味しており、村落共同体の一員が増えるという、村の喜びの意味も持ち合わせていたのです。地方によって違いますが生後男児30日、女児32日で「お宮参り」を出生地の氏神様か、これから住むことになる土地の氏神様で行うのが通例となっております。
産着とは? 神のものから人間へ
「産着」とは新生児が生後三日目くらいに初めて着る袖のある着物です。産湯につかわせたあとに着せるものを、産着という場合もありますがこれは「おくるみ」とも言われ正式には産着とは言いません。これは新生児の魂が不安定と考え、神のものか人間のものか区別がつかないため、生後三日目が最初に人間として認められる時期としたためです。
命名は? 命名はお七夜に
命名は誕生から七日目、すなわち「お七夜」に行うのがしきたりです。名付け親はその昔、母方の祖父がなる習わしになっておりましたが最近では両親が自分の子は自分でと命名することも増えています。
へその緒は? へその緒にまつわる話
昔から「へその緒」は、新生児誕生の際に出生を明かにするものとして大切に保存されてきました。切られたへその緒は水で良く洗い、紙に包んで水引をかけ、乾燥させて大事に保管しておきます。母親が亡くなった際、お棺のなかに入れ、子供を何人産んだかあの世で示す証拠になると言われて来ました。また子供が大病した時、煎じて飲ませると治るともいわれます。
最近の傾向は? 現代内祝い事情
最近は、お祝いをいただいた方だけに内祝いを贈る傾向が強くなってきました。本来は、出産したことを知らせたい相手皆さんに届けるものですが、内祝いをお返しと間違えたり、内祝いの本来の意味がわからなくなりこのようなことになっていると思われます。
ちなみに「内祝」とは1.身内の間だけでする祝い事。2.自分や身内の祝いを(結婚、出生、床上など)記念して贈り物をすること。また、その品物。岩波書店「岩波 国語辞典 第五版」より